パラノーマル・アクティビティ 感想 ネタバレ-ひたすら彼氏にイラつくホームビデオ

パラノーマル・アクティビティのネタバレ感想記事です。
予算はたったの15,000ドル(為替110円だとすると約165万円)。
撮影はなんと7日間。監督も出演者も無名ばかり。
公開当初は全米12館でしか上映されてなかったが、口コミで広がり公開1ヶ月後には2,000館弱にまで広がり、全米1位にまで上り詰めた大ヒット作。
夢がありますねー。お金なくてもアイディアがあれば!!
ちなみに撮影場所は監督の自宅らしいです。笑
あらすじ
同棲中のカップル、ミカとケイティーは夜な夜な怪奇音に悩まされていた。その正体を暴くべくミカは高性能ハンディカメラを購入、昼間の生活風景や夜の寝室を撮影することにした。そこに記録されていたものとは…。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
登場人物
- ケイティ・フェザーストーン・・・英語教師を目指す大学生。ミカとは3年前から同棲している。8歳から怪奇現象に悩まされていた。
- ミカ・スロート・・・ケイティの彼氏でデイ・トレードをしている。家の中でおきる怪奇現象をカメラにおさめようと張り切る。
- フレドリクス博士・・・霊能者。2人にエイヴァリーズ博士を紹介する。
- エイヴァリーズ博士・・・悪魔祓いを専門としている。
※ここからネタバレです※
〝この映像を提供してくれたミカとケイティの家族、およびサンディエゴ警察に感謝する〟
今作はこの文章からスタートします。
<2006年9月18日 サンディエゴ>
同棲中のミカとケイティは怪奇現象に悩まされていました。夜中に聞こえる足音や物音。
そもそもケイティは8歳の頃から怪奇現象に遇っていて、住んでいた家が原因不明の火事で燃えるまで続いていました。その後少しの間落ち着いた生活を送れていたのですが、13歳になった頃からまた怪奇現象に悩まされる日々を送っていたのです。
ミカは怪奇現象をカメラに残し、解析し、ケイティの悩みを解決しようと張り切ります。(実はあまり霊や悪魔を信じておらず、ストーカー説を疑っています)
早速寝室にカメラを設置し、寝ている間中録画する事に。
AM2:08頃、パタパタという足音が聞こえます。
翌朝、カウンター上の財布の横に置いていたはずのケイティの鍵が床に落ちているのを発見。
ケイティは怖がりますが、ミカは大興奮と二人の反応は真逆でした。
その日、怪奇現象について相談する為フレドリクス博士を家に招きました。
フレドリクス博士は家の中を見て歩き、ケイティが8歳から悩まされている話を聞き、怪奇現象は悪魔のせいだと断言します。
ミカがウィジャボード(悪魔と交霊するコックリさんの様な物)を使っていいか聞きましたが、フレドリクス博士は交霊すると悪魔が出てきやすくなるから、と反対します。
そして自分は幽霊専門だからと、悪魔祓い専門のエイヴァリーズ博士を二人に紹介して帰っていきました。
<9月20日>
AM2:09頃、寝室のドアがひとりでに開閉する様子を捉えます。
翌朝映像を見たミカは大喜び。悪魔の本を読みながら悪魔の悪口を言います。
ケイティは「相手を刺激しないで。事態が悪化したら怖い」と言いますが、ミカは退治する気満々で2人の意見は食い違っており段々険悪なムードに。
ミカは「何故8歳から悩まされていた事を話さなかった!」と怒り、ケイティは「付き合いたてで、そんな不気味な事言えるハズないでしょう」と。結局すぐに仲直りするんですけどね。
<9月22日>
AM2:55頃、ケイティが悪夢にうなされて起きます。その直後にバンっという音が廊下から聞こえてきました。
ミカが確認しに行きますが、何も異常はありませんでした。
翌朝ミカが映像を確認すると、ケイティが起きる10秒前くらいに何かの鳴き声?の様な音が録音されている事に気づきます。
ミカはコイツは何かを伝えたがっている!ウィジャボードを使おう!と提案しますが、ケイティとその場にいたケイティの友達は大反対。
<9月30日>
AM3:13頃、1階からの物音でケイティとミカは目覚めます。
AM3:15頃、「グウォーーーーー」というかなり大きな鳴き声が響きわたり、2人で1階を見に行くとシャンデリアが大きく揺れていました。
AM3:25頃、壁や床から何か重いものを落とす様な音が録音されていました。
ケイティはカメラで録画を始めてから現象がひどくなっている、もう止めたいと訴えますがミカは「もっと凄い映像を撮ってやる!」と聞く耳持たず・・・
更にその日、ミカはケイティに秘密でEVP(電子音声)実験を行います。
何も無い空間にマイクを向け、色々問いかけるミカ。
「ウィジャボードを使いたいか?」という問いかけの時だけ、返事のような音声が入っていました。
<10月2日>
AM1:36頃、ケイティがゆっくりと起き上がり、ベッド脇に2時間近く立ち続けた後、廊下に消えていきます。
ミカがケイティがいない事に気づき、探しに行くと庭のブランコに放心状態で座るケイティを発見。
「寒いから家に入ろう、風邪を引くよ」と声をかけますが、ケイティは「嫌、一人にさせて、家には入りたくないの」と拒みます。
ミカは腹をたてつつも毛布を取りに家に入ると、2階からドンッと物音が。
恐る恐る見に行くと、寝室のテレビがついていて砂嵐が流れています。
呆然とするミカの背後にいつの間にかケイティがいて、何事も無かったかのようにベッドに入り眠ります。
翌朝、ミカに映像を見せられたケイティは「何も覚えていない」とショックを受けます。
悪夢を見たとケイティは言いますが、悪夢の内容は話してくれませんでした。
エイヴァリーズ博士を呼ぼう!とケイティは言いますが、ミカは反対。僕が何とかする、と。。
そしてミカはまたしてもケイティに無断でウィジャボードを借りてきます。
ケイティは激怒し、家を出ていきます。慌てて追いかけるミカ。
録画画面にはリビングの机に置かれたままのウィジャボード。
PM7:35頃、無人の室内で窓際の観葉植物の葉が揺れたかと思うと、ウィジャボードの器具が激しく動き出し、炎が上がりました。
仲直りした二人が帰宅。ミカはウィジャボードに残る焼け跡を発見。解析しようと提案しますがケイティは再び怒り、険悪なムードに。
寝る前に寝室のカメラ前で「悪魔を挑発しない、カメラをやたらと使わない、ケイティを裏切らない」事を誓わされるミカ。しかしミカはあまり真剣にとらえていません。
<10月3日>
ウィジャボードに残ったメッセージを解読したミカ。
ケイティに「エディナ、ダイアンもしくはナディーンという名前に心当たりは無いか?」と聞きますが、ケイティには覚えがありませんでした。
夜、ミカの提案で廊下や寝室への入り口に白い粉をまく事に。
ケイティは呆れながらも「これが最後、これでダメならエイヴァリーズ博士に連絡する」と約束させます。
<10月4日>
AM3:15頃、ドンドンという音で目を覚ました2人。
部屋に入ってくる足跡が4歩分、白い粉によって浮かび上がりました。
部屋の中に何かが入ってきている・・・二人は廊下へ飛び出して何か異変が無いか探してみると、廊下にあるクローゼットの天板が開いている事に気づきます。
ミカが脚立を使って天板から屋根裏へ入ると、そこには1枚の焼けた写真が。
その写真には、幼い頃のケイティと当時住んでいた(後に火災で全焼した)家が写っていました。
火災で全て焼けたハズの写真。こんな所にある訳ないと怯えるケイティ。
ミカに「この写真は屋根裏のどこにあったの?」と聞くと、ミカは「ベッドの真上だよ」と答えます。
二人は寝不足やストレスで疲労が隠せません。
エイヴァリーズ博士に連絡しましたが、海外へ行っていて留守だと言われた為、フレドリクス博士に再度来てもらう約束をします。
<10月5日>
AM3:53頃、廊下でドンドンという音がした後、開けていた寝室のドアがバタンと勢いよく閉まります。
「行かないで」と必死で止めるケイティを無視し、廊下に出て「出てこい!」と挑発するミカ。
寝室にいたくないケイティでしたが、ミカは1階の方が危ないと言い寝室で何とか眠りにつきます。
翌朝、二人が食事をしていると2階から何かが割れる物音が。
見に行くと、廊下に飾ってあった2人の写真のフレームガラスが割れ、ミカの顏にだけ引っかきキズの様な爪痕が残されていました。
怯えながら写真を見ていたケイティが突然「誰かが私に息を吹きかけてる・・・!」と言います。
精神的に参っていたケイティ。頼みの綱だったフレドリクス博士がやってきますが玄関から1歩入ったところで
「ここには入れない。私がここにいる事で悪魔が怒っていて事態が悪化するかもしれない。2,3日でエイヴァリーズ博士が戻ってくるから」と言い逃げ帰ってしましました。
絶望するケイティ。
<10月6日>
AM1:34頃、ケイティのかぶっているシーツがふわっと膨らみ、何かが潜り込んだ様な動きをします。
AM3:04頃、廊下の電気がひとりでに点灯、そして消灯。直後にケイティが「何かの息遣いがする!」と飛び起きます。
昼間なのに"何かに見られている気がする"と怯えるケイティ。
ミカはウィジャボードから得たダイアンという名前を徹底的に調べていた所、1960年代にケイティと全く同じ経験をしている少女の記事を発見します。
ダイアンは悪魔祓いに失敗し、植物状態になってしまったと書いてあります。
ミカは悪魔祓いは逆効果で悪化するだけだと結論付け、エイヴァリーズ博士に頼るのを止める事にしました。
<10月7日>
AM4:32頃、ケイティが突然何かに引きずられ廊下へ出されると、寝室のドアが閉まります。
ミカが追いかけ何とかベッドに戻れた2人でしたが、ケイティの背中には歯型の様な痛々しい傷跡が。
2人はもうここにはいられないと判断しました。
翌朝、ホテルに行く準備をするミカ。
ケイティは呆然としながら十字架を握りしめていました。
しかし握りしめた左手から流血、ミカは十字架を取り上げると暖炉で燃やしてしましました。
夜になり準備が出来たミカは「ケイティ、ホテルへ行こう」と声を掛けますが、ケイティは何故か「行きたくない。ここにいたい。もう大丈夫だから」と・・・
<10月8日>
AM1:27頃、ケイティが立ち上がってベッドから降り、ミカのベッド脇に立ちます。
ミカに掛かっていた毛布がするりと落ちましたが、ミカは起きず。
そのまま2時間近く立ちっぱなしだったケイティでしたが、AM3:14ケイティはゆっくりと歩き出し1階へ。
1分後「ミカーーーーーーーーーーーー」とケイティの絶叫。
飛び起きたミカは1階へ駆け出します。
しかしそこからシーンと何の物音もしなくなり静寂が・・・。
寝室に近づいてくる足音が聞こえたかと思ったら、突然カメラに何かがぶつかります。
それはミカでした。
その後、血で染まった服を着たケイティがゆっくりと寝室に入ってきます。
その顏はもはや人間ではありませんでした。
牙をむき出しカメラに襲い掛かってくるケイティ。
そこで映像は途切れます。
最後に"ミカは2016年10月11日、警察によって遺体で発見された。ケイティは現在も行方不明である"とテロップが流れ終わります。
感想
この映画はいわゆるモキュメンタリー(フィクションを元に作られるドキュメンタリー風作品)ですね。
怖いか怖くないか人によってハッキリと分かれると思います。
幽霊のビジュアルやババーンとびっくりする演出が好きな方には、きっと物足りなくて怖くないと感じるでしょう。
私もぶっちゃけ前半のケイティとミカのイチャイチャとか、悪魔祓いするだしないだと何かワチャワチャしてるシーンが続いてた所で「見るのやめようかな・・・」と思いました。笑
あとミカに終始イラついてました!ケイティがやめてって言ってる事をマジで全部する。笑
自分で解決できる!とかいう根拠のない自信で、面白半分に色々やって事態は悪化するばかり。。
ちょっとくらい怯えてるケイティに寄り添ってくれよーー!と何度思ったか。
でもそんなミカでもいないよりマシ。夜中でも朝でも不安な時、怪奇現象が起きた時は抱きしめてくれる。
それに一応ミカはミカなりに全力でケイティを助けようとしてるんですよね。
と、作中何度も自分を納得させながら見てました。笑
定点カメラの映像って意外と怖いんだなーと今作で知りました。
今まで派手な演出や幽霊がハッキリ見える映画しか見てこなかったので、「いつ!?いつカメラに怖いものがアップで映るの!?」とドキドキ。笑
まあ結局ラストまで何も無いんですけどね・・・
ホラー映画を見たいけど、ライトな物・血なまぐさくない物・あまり驚かない物を見たい方には良いのかも。
どうしても恐怖を感じたければ、夜一人で真っ暗な部屋にてヘッドフォンをして見るべし。